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<お知らせ 2017年6月> やさと ふくろうの森 はじまりました

 

オーダー作成

 樹麻紅工房ではリアルなものからファンシーなものまで幅広いぬいぐるみデザインの作成をしています。また、オリジナルデザインのみならず、お客様のご要望に応じたぬいぐるみのサンプル作成の業務も承っております。ぬいぐるみといってもサイズや素材やデザインによってはとても広範囲になります。大量生産型のぬいぐるみをはじめ、一点ものの作品までもおまかせください。まずはお問い合わせいただけましたら、すぐにご返答いたします。お問い合わせに関しましてはメニューのお問い合わせをクリックしてください。

 以下、お客様から依頼があったぬいぐるみオーダーの様子です。画像をクリックすると作家自身のぬいぐるみ作成記録が載っています。

珍獣オリックス 珍獣ジェレヌク 珍獣サイガ 珍獣ブラックバック 珍獣クーズー インパラ
珍獣ディクディク 珍獣セーブルアンテローグ 珍獣ニヤラ 珍獣ダマガゼル 珍獣マメジカ 珍獣ダイカー
珍獣アダックス 珍獣チルー マーラ

サンプル、オーダーメイド依頼の受け付け方法

 サンプル、オーダーメイドの依頼はすべてEメール、電話で受け付けています。依頼受付後の細かい打ち合わせ(デザインのテーマ、材料、サイズ、仕様、サンプル送付日)などは必要に応じお互い密に連絡をとりあいながらお客様のご要望に限りなく近い物を作成できるように作業をすすめます。一般的に以下のようなものをもとに依頼をお引き受けいたします。

  • ラフなイラストや写真などの平面によるもの

  • すでにぬいぐるみのサンプルがあるもの

  • イラスト、写真、サンプルに変わる具体性をもったイメージの説明がなせるもの

 注意事項 平面から立体を起こすことは大変難しい作業になりますので可能な限り正面、横、後ろ、色、表情などがわかりやすいイラストや写真をお願いします。限りなくお客様のご希望に添えるよう、資料は何点かご用意いただけると大変たすかります。

樹麻紅工房

 郵便番号315−0101

 茨城県石岡市大増360−3

 電話番号0299−44−3071 (受付時間 9:00〜17:00)

 Eメール kimagurekobo2002@hotmail.com

お問い合わせの際には、氏名、ご希望(修理、オーダーなど)、ぬいぐるみのサイズをお知らせください

 

 

ぬいぐるみの送付の仕方について

 サンプル依頼の細かい打ち合わせの後にサンプル送付日の確認をさせていただきます。指定日にあわせて宅配便でお送りいたします。

サンプル、オーダーメイド料金のお支払方法

 サンプル依頼をうけつけた時点で前渡金としての 半額、残りの代金はぬいぐるみ到着後に佐川急便代引きにてお支払いお願いします。

サンプルの修正について

 詳しいお問い合わせにつきましてはその都度細かくお互いが連絡しあっていきます。修正(やり直し作業)によって発生する代金は場合によってことなりますので、その都度ご連絡いたします。

まずは、以下のアドレスにお問い合わせくださいますようお願いします。

 

樹麻紅工房

〒315-0101 茨城県石岡市大増360-3

TEL:0299-44-3071 (受付時間 9:00〜17:00)

Email  kimagurekobo2002@hotmail.com

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珍獣制作に、ファイトふつふつと  -オリックス-

 800点ほどのぬいぐるみを集めている、という東京・昭島市のS・Nさんからメールで連絡が入ったのは04年1月10日のこと。
 「アフリカの動物で、ぬいぐるみを作って欲しいのですが」という主旨のメールだった。折り返し電話を入れて事情を聞いた。
 「いま800点ほどのぬいぐるみを持っているのだが、とにかくぬいぐるみが好きで、毎日囲まれていたい、ということなんです」といい、「新たに作って欲しい、作りたいぬいぐるみが20点ほどあるんですが、取りあえずオリックスを作って欲しい」と、オリックスの写真を送ってきた。どこを探しても売っていなかったので注文をしてきた。
 Sさんからの注文はこうだ。身長は30センチ、セミリアルな感じに、というもの。送ってきた写真は、ほぼ真っ直ぐ伸びた長い角と、体の色は比較的明るい茶系だった。朝日動物百科を見ると、写真を写した時の光線状態にもよるが明るい茶系や濃いグレーなど、多様な色合い、濃度があることが分かった。色合いについては、送ってきた写真で生地を選ぶようにすることにしても、問題は顔や首、胴体、足に走っている黒い帯状の文様をどのように描くか、だ。どの写真を見ても同じ文様が無いようにも見受ける。
 「はっはぁ〜あ。このオリックス、私のセンスと力量を試しているな」
 資料の収集、文様の判断(デザイン)、生地等の集取など久しぶりに苦戦したが、3月の中ほど、出来上がったオリックスを送った。すぐ返事が入った。
 「すごく感激しました。最初開けたときは、もう少し顔が長い方がいいかなと思ったのですが、前から見て横から見てと繰り返し眺めているうちに、絶妙なバランスであることがわかりました。リアルさと可愛らしさのバランスも、望み通りでした。とても気に入ってます。また次もお願いしたいのですが、ご予定はいかがでしょうか。とりあえず10体分の費用は確保しました。次はいつごろお願いしてもよろしいでしょうか。実は、次はゲレヌク、その次はサイガと勝手に決めています」
 (これは内緒ですが、Sさん、ご主人に内緒でコレクションしているようで、今回のオリックスでも、「ン万円で何を買ったんだ」と詰め寄られたそうで、Sさん「価値のわからない人は腰を抜かしますので」と涼しい顔で言ってのける)
 そんなにお褒めの言葉を頂いて、ぬいぐるみ作り冥利に尽きます。そこで注文に応じられる製作は、2か月に3体ぐらいと返事をした。そして3体の注文と絵が送られてきた。
 「この間は素晴らしいオリックスを作っていただき、本当にありがとうございました。帰ってきてすぐ目に入るところに置いて毎日眺めています。見れば見る程、良くできているので、あらためて感激しています。さっそくゲレヌクなどの絵を送ります。みんな変わり者です。また素晴らしいものを作っていただけると期待しています」
 ほんとうに見たことも聞いたこともない動物だが、世界中でたった1つのオリジナルのぬいぐるみ作りに、ますますファイトが湧いてきた。

樹麻紅工房 オリックス

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ジェレヌクの個性と、生きた表情を

 東京・昭島市のS・Nさんから注文を受けていた珍獣制作の第2弾、ジェレヌクが完成した。
 今回はアフリカに棲むガゼル亜科で、首が長く耳が大きいのが特徴の「ジェレヌク」。動物百科や図鑑などで調べ、デザインを決めたが、制作上難しかったのは、細く長い首と足、首の細さに比較して頭が小さい上、耳や角が大きいことに手を焼いた。最近流行の“小顔美人志向”同様、扱いが面倒だ。
 足が細く、首が長い動物の場合、立ち位置でのバランスが難しい。小さな頭の中に、長く曲がった角と、大きな耳を縫い合わせていく。縫い上がったら裏返しをするのだが、頭でっかちで首が細く長いと裏返し作業が手間取る。
 また小さい顔の中に、目の周りの白い部分や鼻の黒い部分を縫い合わせるのだが、この切り替え部分、その動物の個性になり、生きた表情をしていなければならない。できあがりの表情を読む手先の器用さが求められる。足の返しも同様だ。細い足に大きな蹄(ひづめ)と甲の部分が裏返しを妨げる。今回のジェレヌクの場合、まだ短い起毛とはいえ毛羽立ったボア地だけに裏返しは面倒だった。これらの作業、まさに“難産”なのだが、それだけに、ぬいぐるみ制作にささやかな喜びを感じるときでもある。
 ぬいぐるみに求められる、可愛らしさとリアリティー。可愛らしさを追いすぎるとごく普通の“ぬいぐるみ”になってしまう。半面、リアリティーを求めすぎると表情がきつくなったり、ぬいぐるみとしてのバランスを崩しかねない。その両立にはいつも気をつけているが、難しい。
 S・Nさんからは、またまたお褒めの言葉をいただいた。
 「ジェレヌク、大感激です。世界中でジェレヌクのぬいぐるみをもっているのは、そんなにいないと思います。かっこよくてうれしいです。首の角度もちょうどいいです。」
 「首の角度もちょうどいい」。うれしい言葉です。
 《ジェレヌク》 エチオピアからアフリカ中央部のブッシュの多い乾燥地帯に生息する。体色は赤黄色で、上部(背筋)に褐色のバンド、腹部は白い。頭部は小さく首が長い。眼下腺は大きい。体重30〜50kg。角は雄だけで、約35cm。雌と子どもは2〜5頭の群れ、おとな雄はなわばりをつくる。後ろ足で立ち上がって、高い所の木の葉を食べることができる。ガゼル亜科。(『朝日百科』から)

樹麻紅工房作 ジェレヌク

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珍獣制作第3弾 鼻が特徴のサイガ

 写真を見る限り、「かっこいい」などと表現できるような動物ではない。S・Nさんが心配しているように、顔の中に大きな鼻と、透明感のある角と、出目金のような大きな目玉が角の付け根に出っ張っている。角の付け根の後ろ側にはもっくらとした耳もある。目の下には、木にこすりつけて縄張りを示すための油を出す眼下腺がある。
 しかし、なんといっても鼻の形はおもしろい。寒いところに棲んでいるためか、体内に入る空気を温め、湿り気を含ませるためだろうか、長く盛り上がり、2つ穴の鼻の先端は口を覆うように伸びている。また夏と冬では毛並みも違う。「やはり冬毛の方が格好よいのではないかという気がします。鼻が特徴ですが、まぶたの腫れた眠たそうな目も、うまくあしらっていただけるとうれしいです」と、S・Nさんもちょっと気になる。メールで頻繁に意見を交わす。
 夏毛と冬毛とでは、外観上の印象はだいぶ違ってくる。制作前にS・Nさんとの打ち合わせで冬毛にすることになった。例によって細やかなデザインと切り返しの作業が続いた。鼻と口がくっついて伸びているという、ほかには見慣れない鼻、いや顔立ちゆえ、表現には十分な工夫と注意を注ぎたい。
 サイガの実物は見たことがない、というS・Nさんから、「ほんとうにできたんだ――、びっくり! という感じです」とメールが届いた。写真で想像していたサイガのイメージが目の前に現れ、「目、鼻、毛並みの感じがいいですね」とうれしさを伝えてきた。
 《サイガ》 「オオハナレイヨウ」ともいう。アジアの乾燥した草原に棲む。レイヨウに近い仲間で、乾燥した寒いところに棲んでいるため、長く盛り上がった鼻を発達させてきた。雄だけが短い透き通った角を持ち、長さは25cmほどになる。頭胴長123〜146cm,角長20〜25cm。

樹麻紅工房 サイガ

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珍獣制作第4弾 角が自慢のブラックバッグ

 2回転(から3回転?)ほどひねり、後方上に向けてドリルのように伸びた長い角――。神様はなぜこのような角を与えたものか。雄同士の戦いで、武器としてよりも、自己の強さを誇示するためのシンボルとして発達したものなのか。角のひねりといえば、牛の仲間のイランドも短い角ながらひねりのような溝のある角を持っている。しかし、ブラックバッグの角はひねりといい、長さといい見事なものだ。
 なんとも不思議な角を持ったブラックバッグ。制作も一筋縄ではいかなかった。
 まず角のひねり。縫い上がった段階で自然にひねれていなければならない。針金を入れてひねりを作ったのでは、後でどうにでもされてしまい、製作者の意図と技術が見る人に伝わらない。同じ紙型を2枚使ったのではねじれは出てこないし、自然なひねりを作るため、2枚合わせる紙型を微妙に変える、などの工夫が必要だ。
もうひとつは角の取り付け方法の問題。根元(付け根)の処理で縫い込んでしまう場合は針金を入れられるが、後付けだと針金は使えない。また縫い込みでは角の先端がどこを向いてしまうかわからない。
 そんな苦労と思索を繰り返しながら、たくさんの角を作ってしまった。が、結局、最初に作った紙型に落ち着いた。一度作り、S・Nさんに送ったブラックバッグに納得がいかず、再度作り直し送った。いろいろ試行錯誤しても、最初につくったものが一番よかったなんて。作り終えておかしさがこみ上げてきたが、こんなものでしょう、ものづくりなんて。
 これは後日談・その1。納得はいかなかったのだが、最初に作ったものを、まず送った。送ってから、どうしても気になって眠れない。「納得できないものはお客様にお渡しできない」。そう思うと居ても立ってもいられず、S・Nさんに電話をした。「角を作り替えますから」と。S・Nさん「それじゃ、新しい角ができたら送っていただき、私が取り付けるのですか」というので、「新しいもう1体を作るということです」。S・Nさんも納得したようだが、申し訳ないが素人さんに付けられるようなものではない。
 後日談・その2.メールでお褒めの言葉をいただいた。「今度のブラックバック、すごく気に入りました。申し分ないです」。ありがとうございます。結局、自分が納得できないものはお客様も納得しない、という教訓を再確認しました。
 《ブラックバッグ》 ガゼル類(ブラックバック族)。パキスタンやインドのアジア南部に生息し、開けた草原に15頭〜50頭ぐらいの群れですんでいる。角は雄だけにみられ、強いひねりが入り、長いのが特徴。体の色は体の半分上側(背中)が雄は黒、雌は茶色と違い、体の下側(腹)は白い。体長100〜150cm、体高60〜85cm、体重25〜45kg。

樹麻紅工房 ブラックバック

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平べったくねじれたクーズーの角

 これまで5つの作品、つまり5種類の動物を手がけてきたが、どの動物も直接見たことのないものばかり。まさに“珍獣”のオンパレードといえる。珍しさという点ではどれも個性的な角を誇っている。今回のクーズーも、なかなかの個性派といえる。
 平べったくねじれた角は、2回転ほどくねりながら、後方上に伸びている。ふつうは丸い形状で伸びているのだが、クーズーは所々平たいような形状で発達している。その特徴に注意しながら型紙づくりをすすめた。
 また背筋から胴体にかけてたてに白い筋が入っている。実に細い。ふつう幅のある筋では幅のある切り込みを入れ、その幅に合わせた幅のある布で筋を構成していくのだが、このクーズーでは切り込みのハサミを入れただけ。切り込み線に沿って筋に当たる布をあてがい、切り込み線すれすれに縫い代をとっていく。難しいものだが、裏を返してぴたりと決まると、その瞬間、ぬいぐるみ制作冥利を味わうことができる。
 《クーズー》 ネジヅノレイヨウ類、ウシ科。体長185〜245cm、体高120〜150cm、体重180〜315kg。アフリカ東部、南部に生息し、明るい林ややぶ地に4〜5頭の小さな群れをつくって生活する。角はねじれて2回転し、長さは130cmにもなる。イランドに次いで大きなレイヨウ。

樹麻紅工房 クーズー

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足が細く長くスマートなインパラ

 小さなぬいぐるみだと、縫って裏返しをするため、どうしても細い足や微妙な盛り上がりなどの表現が難しくなる。このインパラは体つき全体がほっそりとスマートで、雄の角の付け根がわずかに盛り上がり角を支えているようだが、体高わずか30cmぐらいのぬいぐるみでは、こういう表現が難しくなってくる。
 また使う生地に毛足があり、厚みがあるので、縫い合わせ、切り返し部分、裏返しはとくに足、口周り、目周りなど細く表情もつけなくてはならない部分に手が込んでくる。
 インパラは明るい茶の体色、優美な体型、軽やかな跳躍はアンテロープ類の典型といわれるが、1頭のぬいぐるみでそれらを表現するのは難しい。何頭かの群れを制作する中でいろんな表情の、1頭1頭のインパラを表現してみたいものだ。
 《インパラ》 ウシ科。体重が70キロほどの中型のアンテロープ。開けた林から草原にかけ、水場の近くにすみ、水がないと生きていけない。アフリカ中央部と南部のサバンナに生息する。アカシアの茂る草原に1頭の雄が15頭〜25頭の雌を連れて群れをつくり、こどもまで含めると100頭規模になる。角は雄だけにある。体長120〜140cm、肩高86〜91cm、体重約70kg、角の長さは約50cm。(注)アンテロープ=偶蹄目ウシ科のうちウシ類とヤギ亜科を除くウシ科動物の総称。

樹麻紅工房 インパラ

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目のくりっとしたディクディク

 ディクディクは、鼻がサイガのように少し管状になっている。しっぽも角も短く、体重も10kg足らずで、これまで制作してきたウシ類に比べるととても小型のアンテロープ類に属する動物だ。
 チーターなどの捕食者に見つかると口笛のような警戒音を発し、仲間に知らせたりするともいわれ、小心者でこわがり屋といったところか。乾燥した低木林を好み、伐採、つまり焼き畑農業で焼かれた後に発生する二次植生を好むといわれることから、案外人間の活動をちゃっかり利用した生活(生息環境)をしているのかもしれない。
 「届きました、ディクディク! とてもかわいい。なんだか妖精みたい。毛足の短い布だと、足を細く作れるというのがよく分かりました。」
 「あの、今更なことなので恐縮ですが、毎日ディクディクを眺めていて、ひとつ気になることがあるのです。目玉というのは後から替えることができるのでしょうか。ほかの点は申し分ないのですが、目玉がもう少し大きいといいのです。ディクディクは目玉がくりっとしていて、昔のバンビの絵みたいに大げさに大きい目玉なので、もし目玉だけ替えられたらありがたいのですが。」
 と、手直し希望のメールが届いた。「了解しました。取り合えずいまの大きさの一つ上のサイズの目玉を送りますので、当てて見てください。大きすぎるようであれば、化粧する方法もあります」と、見本の目玉を送ると、すぐさま本体といっしょに送ってきた。お目めの化粧直しをし、再度送り返した。満足していただけた様子がメールにありました。
 「ありがとうございました。そうです。ディクディクの目はこんな感じにくりっと輝いていました。」
 《ディクディク》 キルクディクディク。小型アンテロープ類(ローヤルアンテロープ族)。タンザニアとケニアの南半分、ナイロビとアンゴラ、この2つの分布域は隔離している。目の回りに白みを帯びた輪、鼻はやや高い。小型アンテロープ類の中でもこのディクディクは外敵(捕食者)から身を守るとき飛び跳ね(ストッテング)たり口笛のような警戒声を発する。体長60〜72cm、尾長4.5〜5.5cm、肩高35〜43cm、角長4〜9cm、体重4.5〜9kg。

樹麻紅工房 ディクディク

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均整のとれたセーブルアンテロープ

 中央アフリカのケニアから南アフリカ、アンゴラからモザンビークにかけて生息し、林地と、林地と草地の縁を好む。体毛は成体の雌と若ものはあずき色(ラセット)から黒色までで、下側は淡色、成体の雄は黒色で腹部は白い、子どもは一様にこげ茶色。額は狭く、大きくカーブした鎌状の角を持つ。
 後頭部から背筋にかけて、たてがみをなびかせながらアフリカの草原を疾走する姿を思い浮かべると、まるでサラブレッドのように思えてしまう。ただし、大きな角がなければ、の話しだが、均整のとれた見事な体つきは野生には見られないような美しさがある。
 「セーブルアンテロープは完璧です。よくぞ作ってくださった、という感じです。黒がいいと思います」と気に入ってもらった。
 《セーブルアンテロープ》 ブルーバック族。体長190〜225cm、体高117〜143cm、体重190〜270kg。角は雄、雌いずれにもあり、大きくカーブした鎌状の角は130cmにも生長する。

  

樹麻紅工房 セーブルアンテロープ 

(左:工房の住人 ”クマ五郎親分”と一緒に)

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小さな頭に個性を凝縮 ニヤラ

 胴に白いたて縞模様が入っている、雄の角はねじれながら上に伸びている――。写真や絵を拝見するとなかなかのくせ者、のようだ。体長は2メートルもあろうかという牛を、30〜40センチの小さな体にまとめなければならない。しかも頭の大きさといえば、せいぜい10センチ足らずになる。その頭の中に、目の間の白いしま模様、耳、角、額の色違い、を入れなければならない。背から胴にかけては、たて縞模様が何本も入る(よく数えると12本ぐらいある)。
 専門書をひもとけば――、
 「南東アフリカの川沿えの藪や草の密生した場所に生息。体毛はもじゃもじゃで、とくに腹とのどにそってが濃い灰褐色。ふつう数本の薄いしまが垂直に走る。直立する長いたてがみがあるが、首筋では褐色、背では白色である。足はオレンジ色、両眼の間に白い三日月模様がある。角は弓形で黒く、完全に1回転分ねじれている。雌はずっと赤っぽく、白いしまもはっきりしている。三日月模様ははっきりせず、全体としてブッシュバックに似ている。」(平凡社『動物大百科』)とある。
 S・Nさんからはメールで注文が飛んでくる。
 「正面から見ると、角が一回、横に倒れてから上に伸びているのですが、素人が差し出がましいことを言うのも気が引けるのですが、クーズーやブラックバックのときのように針金を入れて成形していただけるとうれしいなと思っています。」
 もちろんリアルな表現を信条としているが、ぬいぐるみの表現力をぎりぎりまで追求してみよう。裏返しの状態で縫い合わせていく難しさがファイトをかき立ててくれる。
 12月初め、完成したニヤラを届けた。
  「またまた素晴らしいニヤラを作っていただきありがとうございます。遠藤さんの作品が届くのが、いまの私の一番の楽しみです。いやあ、ほんとうによくできていますね、このニヤラ。感激です。」
 そう言っていただけるとうれしいですね。この1年ありがとうございました。来年もがんばりますよ。
 《ニヤラ》 ネジヅノレイヨウ類。ウシ科。雄は体長210cm、尾長43cm、肩高112cm、角長65cm、体重107kg。雌は体長179cm、尾長36cm、肩高97cm、体重62cm。

 

樹麻紅工房 ニヤラ 

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ガセル界のサラブレッド、ダマガゼル

 柔らかなカーブを描いて伸びる角は、40cmほどとコンパクトに形がいい。雄雌両方にある。ガゼル界のサラブレッドというか、強靱な足は走るために進化してきたようだ。ガゼルの中では首と足がとくに長い。体毛は首と上面は赤みを帯びた茶色で、白色の尻、下面、頭部と対象をなす。首に白い斑点があり、角は根元が鋭く後部に曲がり、比較的短い。
 モーリタニアからスーダンのサハラ砂漠で強い乾燥に耐えながら、単独または小さなグループで生活する。雨期には北方のサハラへ移動し、乾季にはスーダンに戻る。
 「モホールのたまご」といわれる漢方薬の原料として、盛んに狩りが行われたため数な少なくなり、絶滅が心配されている。
 《ダマガゼル》 ガゼル類(ブラックバック族)。アフリカ北部のサハラ砂漠周辺に生息。体長140〜165cm、体高90〜120cm、体重40〜75kg。体は茶色で、顔、のど、腹は白い色。足はすっくりと長く、時速80kmで走るという。

 

 樹麻紅工房 ダマガゼル

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ウシ類の中で最も原始的なマメジカ

 「マメ」の名が付くくらいですから体は小さく、ウシ類の中でも最も原始的な仲間といわれている。ミズマメジカ、インドマメジカ、マレーマメジカの3種類がいて、それぞれ中央アフリカと西アフリカ、インドとセイロン、タイやマレーシア、ボルネオなどにすむ。
 足は細くて短く、角はないが、オスには牙があり、オスは牙を使って争いをする。森林に棲み、木の実や木の葉を食べている。マメジカの棲む森林には、下ばえの中にトンネルのように、マメジカの通り道ができている。制作はマレーマメジカがモデル。
 《マレーマメジカ》 マメジカ科。頭胴長44〜48cm、肩高約20cm、体重はミズマメジカ(7kg〜15kg)より一回り小さい。

  

 樹麻紅工房 マメジカ

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反すう胃で堅い果実もOK ダイカー

 ダイカーはアフリカに棲む小型のアンテロープ(レイヨウ)類。シマダイカー、ブルー(アオ)
 ダイカー、クロダイカーの3種類がいる。今回のモデルはシマダイカー。
 シマダイカーは、オレンジ色の胴体に黒い縞模様がある、美しい小型のアンテロープ。単独で生活し、においが出る腺が発達している。3種類のダイカーは、アフリカの森林の茂みに棲み、用心深く、すぐ茂みに逃げ込んでしまうため、姿を見つけるのが困難という。木の葉や果実を好んで食べる。大きな果実でも、見つけ次第すぐ食べ胃の中に蓄えているようである、後ではき出し、砕いてかみ直す。こんな芸当ができるのも反すう胃を持っているからである。シマダイカーはアフリカ西部のリベリア周辺の山地林にのみ生息する。明るい茶褐色に、背筋から脇腹にかけて10数本の黒い筋が走り、名前の由来にもなるように目立つ。
 《シマダイカー》肩高40〜50cm、体重9kg〜16kg。

 

樹麻紅工房 シマダイカー

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顔の文様に個性、アダックス

 角は非対称に2回転しながら、後方上に伸びていく――。そう、あのブラックバックに似た形をしているのがアダックスだ。
 顔も個性的だ。山羊を少し面長にし、ふっくらとした優しさのある表情で、顔の文様がおもしろい。芽の周りは黒く、顔の中央にH型の白い線が入り、額から頭にかけて黒くおにぎり状の三角形の模様がすっきりと入っている。体毛は白を基調に砂で染めたような淡い土色がかなりの面積を占めている。
 体の特徴を表すのに注意しながらすすめ、特に頭の海苔みたいなところの材質が違うところの表現に注意したつもりだったが、まずまずの出来かなと思う。
 昔はアフリカ北部のサハラ砂漠やリビア砂漠などの広く生息していたようだが、今ではサハラ砂漠などに少ない数の生息になり、絶滅危惧種といえそうだ。
 《アダックス》 ウシ科。乾燥に強く、長期間水なしで生きられる。オス、メスともに長くねじれた角があり、5頭から20頭の群れをつくって生活している。体長150〜170cm、体高95〜115cm、体重60〜125kg。乾燥地帯の植物を主食に、サハラ砂漠周辺に生息している。

 

樹麻紅工房 アダックス

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空想の動物・ユニコーン?  チルー

 チベットの高山地帯に生息するという今回の珍獣は「チルー」。チルーは幻の動物といわれ、資料も写真もほとんどない。空想の動物、ユニコーンのモデルともいわれている。
 チベットなどの海抜3700m〜5500mの高山地帯に、4〜5頭の小さな集団をつくって生活している。一説によれば、交尾期以外はオスとメスとがそれぞれ別のグループをつくって生活するという。交尾期にはオス同士が激しい闘争を行い、鋭い角で刺されて死亡するものもあるという。交尾期は11月〜12月で、出産は5月になる。角は緩やかにカーブし、天を突くようにすっくと伸びて長い。
 出来上がった作品を見て注文されたS・Nさん、「これはきっと実物にとても近いものだと思います。なにより、世界にただ一つのチルーのぬいぐるみであることは、確かでしょう」と、幻の動物のぬいぐるみに感慨深げだ。
 《チルー》 チベット、ラダックの高山地帯にすむ。体長130〜140cm、体高79〜81cm、体重40〜50kg、角はオスのみに見られ、長さは50〜70cmと身体の割に長い。体毛は短いが羊毛状で淡黄褐色、顔面と前足は黒く、腹面は白い。

 

樹麻紅工房 チルー

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マーラ  広島県のM子さん 「猫のマーラはお話し好き」

 18年間、可愛がってきた猫のマーラが死に、飼い主の広島県のM子さんは、かなり落ち込んでしまった。見かねた友人が、茨城県の筑波山麓にある樹麻紅工房のことを思い出し、紹介するとまもなく、M子さんから「毎日が淋しくてどうしようもありません。少しでも似たような感触で抱いてみたい」と、ぬいぐるみ制作の依頼がきた。
 マーラには、☆目が大きい、☆胸のところ(あごの下)がよだれ掛けのように三角形をした白い毛の形、☆四つ足の肉球のピンクに黒いまだら模様、の特徴がある。これらを生かして、肌触りのいいぬいぐるみを注文してきた。

 マーラは生前、いつもM子さんが話しかけると「フンフン、ウム」「フーッ」などと返事をしてくれた。またよその人の電話に出て「にゃ〜にゃ〜」と応対、猫好きの知人は「マーラちゃんを出して」と、よく電話をかけてきた。1体送ったら、もう1体の注文がきた。マーラと、そのお母さんにする、というのだ。
 さっそくお礼の手紙が来た。中にはアジサイの花の中に遊ぶマーラの写真があった。M子さんは毎晩抱っこして寝ているそうで、いまでは生前のマーラのように「ニャ〜と鳴いてくれる」とか、すっかり魂が入ったようだ。M子さんのペットロス症状もすっかり癒えたようで、新しい幸せが訪れてきたようです。

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